日本では考えられませんが、海外ではよくある
『ロストバゲッジ』
ロストバゲッジとは英語で
lost baggage
要するに空港で預けた手荷物が消えた!ということです。
わたしもオーストラリアワーホリの初日にlost baggage しました。
今日はその
体験談と実際にやった対処法
をご紹介します。

Lost baggage に至った経緯
そもそもオーストラリアに行ったのはセブ留学の直後だった為、私が乗ったのは
セブ→マニラ→ゴールドコースト
でマニラで乗り継ぎがある
フィリピンエアラインの便でした。
セブからマニラのフライトが遅れ、それによってマニラからゴールドコーストへのフライトも大幅に遅れてしまいました。
マニラで一旦飛行機の乗り換えを行うとのことで、全員移動。
その時誰一人預けた手荷物を取りに行った人はおらず、私もその集団のそばにいました。
無事にゴールドコースト空港へ着いたのは良いものの、
預けた荷物が一向に出てきません。
最後まで待ってみましたが、やはり私のキャリーはそこにはなく空港の手荷物カウンターで確認。

荷物が出てこないんですけど、、。

ちょっと確認してみるわね。
その後衝撃的なことを言われ、唖然。

あなたマニラで荷物受け取ってないでしょう。
、、、!!!!
いやいやいや!!!
あの中で誰一人荷物取りに行った人いなかったですけど、、!!!
なんか私が悪いかのような言いぐさ、、。
とはいえ初めてのオーストラリア。
私の持ってる最大限の拙い英語力を使いきり、

一緒に乗っていた人たちも誰も荷物取りに行ってなかったし、最終荷物の受け取りはゴールドコーストでいいと言われました!
こういう時は強気で言わないと、きっと私のせいだと思われる!

今あなたのバッグがどこにあるか分からないから、分かったら連絡するわ。
電話番号と住所ここに書いて。
なぜかすごくめんどくさそうに言われましたが、海外で使える携帯ももってなければ運悪く携帯の充電が切れて滞在するホストファミリーの正確な住所も分からない。
エージェントに連絡を取ることさえできない。
泣きそうになりながらそういうと、

ならこの電話番号に数日後に電話して。
もしバッグが見つかってたら情報がもらえるわ。
と言われ為すすべもなく終了。
これほど惨めで不安で悲しい日ははじめてでした。
日本だと当たり前のサービスが海外ではまったく通じず、むしろ個人の責任にされてしまうんだ
と身をもって感じました。

その後の対応
予定時刻は大幅にすぎていましたが、エージェントを通してお迎えにきてくれていた人と無事に合流することができ、それからホストファミリーの家へ。
その方の携帯を借り、携帯の充電もないためずっと連絡がとれていなかった家族に無事の一報を知らせ私の心は少し落ち着きました。
ホストファミリーからは

よく来たね。待ってたよ。
あれ?荷物それだけ?
と荷物の少なさにびっくりされました。
そこでlost baggageしたのだと説明すると、先ほど渡された連絡先に連絡をしてくれ、フィリピンエアラインに直接メッセージも送ってくれました。
着るものも化粧品も肌ケア用品もすべてない状態でオーストラリア生活がスタートしました。
しかし次の日もその次の日も荷物が見つかったという情報はなく、ホストファザーがフィリピンエアラインに何十通もメールを送っても返事も帰ってこないという最悪な事態に。
もう見つかることはないだろうと諦めていたlost baggageしてから五日目。
ホストファザーからクリスマスプレゼントだよ!と渡されたのがなんと
私のキャリーケース!!!
もうどうにも出来ないと諦めていた私に変わり、ホストファザーはフィリピンエアラインではなく別のエアラインにまで連絡をしてくれ、
結局オーストラリアのエアラインであるカンタスエアラインが私の荷物を見つけてくれた
とのことでした。
フィリピンエアラインのこの対応にもビックリですが、ここまでしてくれたホストファミリーには本当に感謝してもしきれません。

マネーバックの請求
また、ホストファザーが航空会社と話をして
このlost baggage したことにより5日間の間に買った生活必需品のお金の請求(洋服や必要な日用品)
をしてくれ、きちんと買ったもののレシートと値段を提出し、マネーバックをうけることができました。
また、海外保険に入っている人はlost baggageの際の保険もおりる(※ただし規定がある)ので保険の内容を確認して連絡することをオススメします。
Lost baggageをした際に大切なこと
わたしのように何日もバックが見つからないということは稀ですが、その際は必ず
買ったもののレシートを取っておく
ことが大事です。
後々のマネーバックの請求に必要です。
そして泣き寝入りしないこと。
きっと私一人だったら、
もう仕方ない。
と諦めてしまっていたでしょう。
しかし最後の最後までホストファザーはあらゆる手を使ってバックを探してくれました。
慣れない英語で対応が難しいと思ったら周りの人やエージェントの人に助けを求める。
そして自分でメールを送ったりその航空会社の日本支店に電話をするなど自分に出来ることをやる。
海外ではトラブルはつきものですが、こういったトラブルを通して自分も成長できるし、周りの人の暖かさ、日本のサービスのありがたみを感じることができます。
日本で困っている外国人がいたら助けてあげたいと強く思った出来事でした。
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